DREAMS / 65歳からの挑戦
もう一度、夢を。
クロコさんと見つけた、30の夢と挑戦(2026年10月21日)
65歳の誕生日を迎えて、少し時間ができたので、クロコさん(Claude Code)に、少し欲張りなお願いをしました。
現状に捕らわれずに、全く過去の実績や資産をあえて無視して、私に可能性のある様々なチャレンジを10個。
ポイントは、できるかどうかの可能性ではなくて、夢がある、今までの経緯からもしかしたらできるかもしれない、という視点です。クロコさんは、私の経歴(物理の修士、電気と情報の資格、ろう学校での手話、宇宙ものと時間ものが好き、英会話、旅と御朱印)から選び、必要なことは調べてくれました。
アマチュア無線(第四級なら講習で取れる)で、国際宇宙ステーションを狙う。宇宙ステーションの無線機が動いているときは、一般の局も中継器を通して交信できるそうです。電子の教師としての腕と、宇宙好きが重なる夢です。
2027年8月2日、ルクソールの王家の谷の真上を通り、皆既は最長で6分以上と言われています。ちょうど「休む1年」の夏です。さらに2035年9月2日には、栃木県で皆既日食があります(宇都宮も皆既帯に入るそうです)。
休む1年に放送大学大学院の博士後期課程に「自然科学プログラム」(物理学・天文学など)があります。私は放送大学大学院で物理の修士論文を書いたので、出願の資格はあります。選考は英語の読解・小論文・面接で、3年で「博士(学術)」です。
経歴が生きるろう学校での経験と、大学の卒業論文のパタン認識、そしてディープラーニングの画像認識がつながる夢です。研究用の日本手話の映像資料が提供され始めていて、日本語と手話の対訳資料はまだ無いと言われている、これからの分野だそうです。
経歴が生きるJICAの海外協力隊は69歳まで応募でき、経験の長い人向けの「シニア」の区分もあります。工業高校で教えてきた40年近くが、そのまま海外の学校で生きるかもしれません。
経歴が生きる約1,200〜1,400km、通しなら40〜50日。何回かに分けて、何年かで回る人も多いそうです。御朱印(納経)、仏教とマインドフルネス、そして目標にしながらなかなかできていない散歩が、一つの旅になります。
休む1年に理系の発想の短編を募る賞で、AIを使った作品も応募できるそうです(使い方の説明と、人の手による書き直しが条件)。大好きな「時間もの」「宇宙もの」で書いてみたい。募集は毎年7月〜10月上旬です。
世界遺産の日光は、すぐ近くです。駅の案内所での外国の方へのガイドや、世界遺産の案内をしている団体があります。再開した英会話と、神社仏閣の知識が生きます。
第一種電気工事士と電験三種の腕で、ソーラーパネルとバッテリーの電源を自作する。軽トラックに載せるタイプのキャンパーなら、80万〜300万円ほどだそうです。二人の日本周遊を「家ごと」。
休む1年に北海道の会社が、気球で高度約2万mまで上がる2人乗りの遊覧を準備しています(2024年の時点で1人2,400万円、運航の開始はまだ未定)。インターステラーが大好きな私の、いちばん高い夢です。
クロコさんの見立て:経歴がいちばん生きるのは 3・4・5、休む1年と相性がよいのは 2・6・9。どれも夢の大きさで選んだので、いま決める必要はない、とのことでした。
本当に、ありがとうございます。流石にクロコさんですね。AI自分分身がなければ、その母体となるブログが無ければ、こんなにも私にフィットする夢をあげることはできなかったと思います。
夢は夢、見るだけでも価値があります。しかし、できるできないは別として、チャレンジする心を持つことは大切だと思います。今後、時折見返して、人生のスパイスにしたいと思います。
― 夢は夢、でも
もう一つのお願い(今ある資産を生かす)
実は、この前にもう一つ、反対のお願いもしていました。これまでクロコさんと作ってきたもの(AI分身の家・写真の家・発信の家など)を生かして、YouTube 以外に何ができるか。答えは次の10個でした。
こちらは、現状の資産を有効に生かせる取り組みとして、ゆっくりと考えていきたいと思います。
クロコさんと話をしていて、思い出したことがあります。私は、中学生のころから天文少年でした。小学校の頃の夢は、確か「科学者になる」でした(笑)。中学時代に、まだ基礎数学も習っていないときに、単行本で「相対性理論」の本を読んで、理解できないのに楽しくて見ていました。
高校では「物理部(天文部)」に入り、天体の軌道計算をしたくて、友達が持っていたプログラマブル電卓を、ただで長期間借りて(m(__)m)、彗星の軌道計算をして遊んでいました。それが高じて、大学は「情報工学科」に進学し、「天文星座研究会」で流星観測などで楽しく過ごしました。その後、いろいろとあり、結局、教員になり、情報技術を教える側になりました。
人生もある程度見渡せるこの時期になり、何かやり残してきたことはないか?と考えたとき、「天文・宇宙」というキーワードが思い浮かびました。就職してから放送大学の修士課程を目指したのも、本来ならば「天文」をやりたかったのですが、やむなく「物理」を専攻しました。
そこで、天文・宇宙(宇宙の誕生から消滅まで)を軸にして、夢のバージョン2を、クロコさんに考えてもらいました。
修士で選べなかった天文に、もう一度。放送大学の博士後期課程「自然科学プログラム」には天文学も入っています。中学で楽しく眺めた相対性理論を、今度は数式で味わいたい。
心に響く国立天文台の「GALAXY CRUISE」で、衝突・合体している銀河を市民が分類します。精度の高い参加者と一緒に、研究成果も出ているそうです。望遠鏡がなくても、家から始められます。
すぐ始められるヨーロッパの宇宙望遠鏡の準備のために、系外惑星が恒星の前を通る時刻を測る「ExoClock」という計画があります。小さな望遠鏡とカメラで参加でき、論文の著者に約160人のアマチュアが名を連ねています。
高校で借りたプログラマブル電卓の続きを、今はパソコンで。観測データから軌道を出すフリーソフトがあります。いつか、自分で測った位置で軌道を出せたら最高です。
心に響く大学の流星観測の続きです。高感度カメラと専用ソフトで流星を自動で記録し、複数の地点の同時観測で軌道を出す「SonotaCo ネットワーク」があり、30以上の新しい流星群を見つけています。
鏡を自分で磨いて、自分の望遠鏡で土星の環を見る。天文少年の王道の夢です。
2028年7月22日、皆既日食の帯がシドニーのほぼ真上を通り、ニュージーランドへ抜けます。シドニーでは1857年以来だそうです。南十字星とマゼラン雲も一緒に。
オーストラリアなどにある望遠鏡を、インターネットで時間借りできるサービスがあります(1時間 75〜150ドルほど)。日本から見えない南の天体も撮れます。
「星空案内人(星のソムリエ)」という資格があり、栃木県子ども総合科学館でも講座が開かれています。全国で9千人以上が持っている資格です。キャンプ場で、焚き火の横から星を案内できたら。
すぐ始められる山形のアマチュア天文家・板垣公一さんは、1963年の新彗星発見のニュースに感動して観測を始め、超新星や彗星など200個を超える天体を見つけています。宇宙の「消滅」の瞬間を、自分の目で最初に見つける夢です。
いちばん大きな夢これは、ド・ストライクですね。もともと、コンピュータに触れるきっかけだった天文・宇宙に関する、自分にも、できるかも?が盛りだくさんです。限られた人生、じっくりと考えて、決めたら、すばやく動きたいと思います。
― クロコさんの見立て:心に響くのは 1 と 4、すぐ始められるのは 2 と 9、いちばん大きな夢は 10
これらのことを踏まえて、思いついたことがあります。もし、自分のやることが、人類の役に立つことであれば、一石二鳥です。そうした観点で、私にできる作業、主にコンピュータを使って貢献できることを、クロコさんに10個あげてもらいました。
電波望遠鏡のデータを、世界中の家庭のパソコンで分けて調べます。2010年には、家庭のパソコンの持ち主たちが新しいパルサーの発見者になりました。
すぐ始められる同じしくみで、たんぱく質の計算を手伝います。
すぐ始められるNASA と組んだ市民科学で、9千人以上が約50万枚の画像を見て、16の天体に新しい活動を見つけました。論文の著者に、9人の市民が名を連ねています。
一石二鳥重力波の検出器に入る雑音を、人の目で分類して、本物の信号を探しやすくします。物理の修士が生きます。
NASA の宇宙望遠鏡のデータから、惑星が恒星の前を通る影を探します。
一石二鳥市民がくずし字を入力して、東大地震研究所の古文書495点をすべて読み解きました(約465万文字)。江戸時代の災害の様子が見えてきて、防災に役立っています。
衛星写真の道路や建物をなぞって地図にし、災害のときに支援団体へ届けます。家から参加できます。
1台約500ドルの小さな地震計で、世界規模の観測網に加わります。研究にも使われています。電子の腕が生きます。
無料のプラネタリウムソフトなどの日本語訳や使い方の解説で、日本の子どもや初心者に宇宙を届けます。教えてきた経験そのものです。
天文の言葉を手話で伝える教材や動画を作ります。クロコさんが調べた範囲では、天文の言葉の手話を整えた資料は見つからなかったそうです。ろう学校の経験、手話、AI、天文のすべてが生きる、私にしかできないことかもしれません。星空案内人と組み合わせて「手話の星空案内」も夢があります。
一石二鳥クロコさんの見立て:一石二鳥なのは 3・5(天文の夢そのもの)と 10(私にしかできない)。すぐ始められるのは 1・2 で、入れるだけで始まるそうです(ただし、パソコンの力を使うので、クロコさんの作業とぶつからない時間だけ動かす)。
※ 数字や制度は、2026年10月時点でクロコさんが調べたものです。参考:JICA海外協力隊/放送大学大学院 自然科学プログラム/星新一賞とAIの規定(公募ガイド)/ExoClock(ESA)/星空案内人講座(栃木県子ども総合科学館)/板垣公一さん(天文月報)/Einstein@Home/みんなで翻刻(京都大学)